髪を洗うときにシャンプーを使わず、お湯だけで髪を洗うことです。
これを聞くと…
え?ちゃんとシャンプー使わないなんて汚い!
絶対匂ってるよ!?…
脂汚れ取りきれず、抜け毛とか薄毛の原因になるって聞いたことある…
などなど、不安になられる方も多いようで、たくさんのご意見が聞こえてきそうです。
ただ、私が湯シャンを続けた結果、
汚くはない(ちゃんと汚れは落ちている…)
実は意外に匂わない(シャンプーしてた頃の方が匂っていたイメージ…)
お湯だけでも脂汚れはちゃんと洗い流されるから、抜け毛や薄毛の原因にはならない(むしろシャンプーしていた頃の方が抜け毛がひどかった…)
ご不安に思われてる方も多いようなので、結論から申し上げるに、湯シャンをしても抜け毛や薄毛の原因にはならず、至って健康な髪と頭皮を維持しております。
なのでここでは、湯シャンのやり方や、メリットとデメリットをご紹介していきます。
そもそも湯シャンって何?
湯シャンはシャンプーを使わずに髪を洗って、汚れや余分な皮脂のみを洗い流し、不要な刺激を与えない洗い方です。
湯シャンは毎日行わないといけないと思われがちですが、週1日からでも取り入れられるセルフケアです。たとえば、よくある日常で毎日化粧が続いた肌にお休みの日を作ります。まったく化粧をしず肌に休息日を与える日。もしその日どこにも出かけず家でまったり過ごしていた日なんかは、湯洗いで洗顔を済ませるような感じです。泡は使いません。
そんな感覚です。
顔から頭皮、つながった肌でなにも変わりはありません。
とくに肌質によって潤いが不足している、ヒリヒリ痛みを感じる、そんな方はシャンプーによる刺激により頭皮トラブルになってたりするので、湯シャンを取り入れることで改善することもあります。
一方、オイリー肌、思春期のお子さん、整髪料つけている方の湯シャンはおすすめできません。
もちろんのこと、お湯では落とし切れる汚れに限りがあるため…。結果、残留し香りの問題だったり、皮膚トラブルを起こしかねないのです。
なので、しっかりシャンプーを使って洗い落とすことももちろん必要、部分的な整髪料であれば髪部分はしっかりシャンプーで落とし、頭皮は湯シャンでもいいのかなと思いますし、私自身やることもあります。
湯シャンをした4つのメリット
湯シャンを初めてみようと思っても、どんな効果が期待できるのかが分からないから始められないと足踏みしてしまってる方いると思います。
その疑問にまずは、湯シャンを続けて良かったことを4つご紹介していこうと思います。
良かったこと①肌トラブルの改善
湯シャンすることで、頭皮の状態の改善効果が期待できます。
湯シャンは、うるおいが不足している、ヒリヒリしている、痒みがあるなどの肌トラブルを抱えている方にとってはおすすめです。
シャンプーを使うことにより皮脂をすべて洗い流してしまうそうです。
頭皮に必要な皮脂も洗い流し、乾燥を引き起こし、皮脂を過剰に分泌させたり、それにより毛穴が詰まって肌トラブルに。シャンプーの成分によっては炎症を起こすこともあります。
毎日のケアを湯シャンに変えることで、頭皮への負担が減り、乾燥や炎症のリスクからは解放され、うるおい不足、ヒリヒリする、痒みがあるなどの肌トラブルの改善がみられるわけです。
良かったこと②化学物質に対しての肌トラブルの改善
良かったこと①にもさらっと述べてますが、シャンプーの成分によっては痒みや炎症を起こすこともあります。
シャンプーには、香料、界面活性剤、その他たくさんの肌に良くないものが入っているものもあります。
海外では、とあるシャンプーを使ったためにハゲてしまった女性がいて、訴訟まで起きている事例もあります。
湯シャンに切り替えることで、化学物質が皮膚に触れる機会が減るために肌トラブルの改善にもつながるわけです。
良かったこと③頭皮環境の乱れの改善
フケ、痒み、ベタつき、臭いなどなど頭皮の環境でお悩みの方は湯シャンをおすすめします。
肌のトラブルは、生活習慣や環境により変わってはきますが、弱っているであろう頭皮に刺激のあるシャンプーは、さらに悪化する可能性、もしくはずっとその症状を抱えてしまう日常化になったりします。
そこでもってこいなのが、湯シャンです。
頭皮環境をリセットさせてあげましょう。
良かったこと④抜け毛の改善
これは結構早い段階でわかります。
良かったこと①〜③での効果がここにきてるんだなというイメージです。
刺激物から頭皮を守り、
頭皮に必要な皮脂は残すという洗い方。
やってる人からすれば、
まぁ、抜け毛減るよね。という感覚です。
湯シャンをした3つのデメリット
湯シャンに対して、良かったことばかり言いたくなってしまうのですが、もちろん逆効果になってしまう方もいます。
なので、注意点としてデメリットのご案内もあわせて参考にしてみてください。
デメリット①においが発生する
体質にもよると思うのですが、人により臭いがでます。
ただこれは今までシャンプーをしてきたせいで起こることなので早い段階からでやめてしまわないようにしていただきたいです。
もちろんのこと今までシャンプーをしてきてた頭皮にとっては、突然刺激物がなくなり、今まで流されてきた皮脂や常在菌はそのまま存在するため、常在菌が活発に働き出すからです。
常在菌は肌に常に存在して肌を守ってくれる菌ですが、過剰に活発になりすぎるともちろん身体には悪影響が出ます。そのひとつとして臭いの発生の原因になるのです。
最初の2〜5日は気にならないものの、1週間ほど経つあたりからシャンプーしなくなったことによる大きな変化を感じます。ベタつきを感じ、香りも気になり出します。そして痒みも起こる場合があります。
シャンプーしたいな…と、シャンプーが一番恋しくなる時期です。
ですが、2週間なる頃からは皮脂や常在菌はシャンプーで洗い流されないことを学び出すのか活発に働かなくなりほどよい感じをキープしてくれます。
なので忍耐の時期でもあります。
デメリット②オイリー肌の方
オイリー肌の方は湯シャンだけだと不要な皮脂を残す可能性があるため向かないかもしれません。
湯シャンではシャンプーのように油分をしっかり落とし切ることができないためです。
頭皮環境を悪化させる原因になり、悩みが増えるきっかけになってしまいます。
デメリット③整髪料を使う方
日常的に整髪料を使う方、もしくは使った日もお勧めしません。
整髪料の汚れが湯シャンでは落としきれないため蓄積して、菌の増殖や炎症の原因になります。
整髪料を使った日はシャンプーを使ってキレイに洗い流しましょう。
湯シャンのやり方
湯シャンを行うためにはやり方にも注意が必要です。
今回初めてされる方も、過去にトライして効果を感じられなかった方も改めて正しい方法でトライしてみましょう。
①ブラッシングで汚れを落とす
まずは、湯シャンをする前に、髪全体をブラッシングします。
ブラシで落とせるホコリや汚れを落としてしまうことと、
髪のもつれも取れるのでお湯が中まで浸透し、効率よく洗え、湯シャンしやすいです。
私は下を向いて首から後頭部を通り頭頂部に向かってもブラッシングします。
ただし、やり過ぎは禁物です。
頭皮を傷つける可能性があるので、ゆっくり丁寧に行いましょう。
②シャワーは固定して両手で、
片手でシャワーを持って、片手でマッサージでは時間がかかる上にしっかり汚れは取れません。
私は日によって洗い方を変えています。上部の写真のように上から流す日、下を向いて後頭部にシャワーが当たるようにする日。
交互に気が向いた時にシャワーを当てる場所を変えています。
洗い残す原因になるため防ぐためにも両手で均等に行いましょう。
③38〜40度のお湯でもみ洗い
シャワーの温度は、38〜40度に設定して揉み洗いします。
38度以下だと皮脂が落としづらく、40度を超えると頭皮の乾燥を招く恐れがあります。
④爪は使わず優しく
髪全体を揉み洗いします。
髪を洗うときは、爪を立てると頭皮を傷つけて炎症や頭皮のトラブルにつながるので傷つけないように、
指の腹を使ってマッサージするように揉み洗いしましょう。
⑤タオルドライとドライヤーでしっかり乾かす
濡れた状態の髪は、刺激に弱いのでダメージを受けやすいです。
洗い終わったら、優しくタオルドライしましょう。
水気が取れたら、その後ドライヤーで丁寧に乾かします。
雑菌の繁殖を防ぐためにもしっかり乾かして終了です。
湯シャンして良かったこと
細く猫っ毛、
そして超がつくほどの天パー、
肌は脂性でTゾーンはテカる人、
頭皮も同じタイプだと思ってる。
だけど、頭皮も髪も至って健康⭐︎
実際、湯シャンをしている方は芸能界を見てもとても多いみたいです。
シャンプーを使わないため頭皮に優しく、美容の一環として取り入れられているようです。
個人差もあり、向かない方もいるので一概にいいとは断言できないですが、私はやって良かったと満足してます。
私の中で重視する点は①、②、⑤のタオルドライです。
これを怠ると、オイリー肌が、よっしゃ!となるのでタオルドライでしっかり水気と、油分を拭き取る感じです。
そしてもちろん、経済的な効果も感じられてます。
シャンプーの消費ってわりとバカにならない…
高ければきっと髪にもいいと、高いシャンプーばかり購入してきてたのもあるかと思いますが…
この記事をご覧いただき、トライしてみる方が増えるといいなと思います。
向かなかった方は髪にも頭皮にも良いマイルドなシャンプーも最近はあると思うので、シャンプーを変えてみたり、2、3日を湯シャンにして間にシャンプーを挟むなどでも頭皮にはきっといい効果が出るのかなと思います。
いくつになってもキレイな髪と健康な頭皮でいたいなと思います。